2007年4月29日、因幡堂で狂言「因幡堂」を観る、ということを趣旨とした因幡堂狂言の第一回講演が無事開催されました。応援いただいた皆さま本当にありがとうございました。

因幡堂を舞台に和泉流の「仏師」を
今回は和泉流の野村家をお迎えしての講演で「仏師」と「因幡堂」の二曲を上演しました。しかし本来、和泉流の「仏師」の舞台は因幡堂ではありません。しかし今回は特別の計らいから、舞台を因幡堂に設定し直した特別編で上演していただけました。今回来場された方は、歴史的な現場に立ち会ったことになります。

「因幡堂」に向かって演じる「因幡堂」
今回の舞台は、因幡堂と対面する形で設営され、演者は因幡堂に向かって演じ、観客は因幡堂を背にして観劇する、という舞台設営がされました。観客席の模様は次の写真のような感じです。

観客席から舞台を観ると下の写真のようになります。写真の舞台上は「因幡堂」を演じる野村万作氏です。

この舞台配置では、演目「因幡堂」の上演中、とある男(野村万作氏が演じました)が因幡堂に妻請いの祈誓を行う場面では、まさに本物の因幡堂に向かって祈誓を行う形になり、この舞台の素晴らしさ、歴史的意義を強く感じるものとなりました。

今回の上演は因幡堂狂言会のこけら落とし公演でしたが、これからも末永くこのイベントを続けていければと思います。応援をよろしくお願いします。
また、今回は楽屋に因幡堂平等寺の収蔵庫を使用しました。この収蔵庫には、因幡堂の本尊である薬師如来像(秘仏・重要文化財・日本三如来の一つ)が安置されています。今回はご住職の計らいで、その薬師如来像と演者の皆さんで記念撮影をしました。その貴重なショットが下の写真です。


